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リバウンドについての推測（私見）

　

アトピー性皮膚炎；かゆみが強く、特徴的な場所に皮膚炎が出来て長期に続く病気です。 アトピー性皮膚炎は、多くの原因が複雑に関係していると言われています。 例えば、ダニ、ほこり、食べ物、カビ（カンジダ、白癬、顔面悪型での癜風菌の関与？・ぶどう球菌など）、 花粉症、動物の毛やふけ、食品の添加物、汗、細菌感染、気候、大気汚染、ストレス、 歯科金属などの実に多くの因子が複雑に関係して発症していると考えられます。 一般的にアトピー性皮膚炎の原因はアレルギーだと言われていますが、 私が現在、最も疑っている主原因はアレルギーではありません。 生体の持つ防御反応が関係して起こっていると考えています。SDD(h)へ アジュバント効果へ　 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎定義・診断基準」 皮膚病の主な病因生物の種類と大きさの比較 　 　 一般的なアトピー性皮膚炎についての考え方と注意点 「アトピー性皮膚炎」の原因は様々ありハッキリとした原因が分かっていない病気です。 程度も軽微から重症まで人によって異なります。 簡単な診断の目安 （詳しくは「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」を参考にして下さい。 痒みがある。 特徴的な湿疹（左右対称が原則）がある。 湿疹が慢性、又は繰り返します。 上記が成人では６ヶ月以上、乳幼児では２ヶ月続く場合にアトピー性皮膚炎と診断されます。 本人又は家族歴のアトピー素因も考慮されます。 　 治療の３本柱 炎症のコントロール　主にステロイドの塗り薬（医師の指導のもと正しく使用）が中心になります。 痒みのコントロール　高ヒスタミンの飲み薬が中心です。掻くと一向によくならないので痒みを上手くコントロールしましょう。 スキンケア　 清潔/毎日のシャワー・入浴　石鹸・シャンプーは刺激や洗浄力の強いものは避けましょう。 出来れば、石鹸の使用は出来るだけ減らしましょう。 塩素に過敏な人も調べましょう。方法へ 保湿/シャワー・入浴後は必要に応じて保湿剤を使用しましょう。 ・・・・・・・・その他・・・・・・・ 室内の清掃（適温・適湿） 爪を短くして掻爬を減らしましょう。 肌に余分な刺激を与えない。 （肌につく髪・金属のネックレス・指輪・腕時計バンド・ブレスレットなどを避ける） 　 　 しかも原因が人によって微妙に異なっているのである人に対して効果のあった 治療が別の人に対して同じように効果があるとは限りません。 万人に共通の治療はありません。 アトピー性皮膚炎は、怖い病気ではなく幼児のアトピー性皮膚炎の９０％以上が、 小学生・中学生までに治ると言われています。 しかし、思春期に再発することもあります。 就職・引っ越・妊娠・出産で悪化することもあります。 大人のアトピー性皮膚炎も突然良くなる時があります。 同じアトピー性皮膚炎という病名でも程度の差（非常に軽症から重症）があります。 一般的に子供に多い皮膚の症状は、耳ぎれ、Dry skin （身体が、乾燥してカサカサして細かいブツブツができ、 通常は、冬季に悪化します。）があり、また肘窩（肘の内側）、膝蓋（膝の内側）が 赤くなりブツブツが出来て痒くなることもあります。 一方、大人に多い皮膚の症状は、顔、首、手などに現れ、子供の時のような症状はなくなります。 成人でも子供と同じ場所に残ることもあります。 そして最後に刺激を受けやすい手に残り、手湿疹が最後の症状になる人がいます。 スキンケア 治療期間の目安 皮膚の構造 皮膚のターンオーバー 皮膚の洗方へ アトピー性皮膚炎の為の除去食 頭皮にダメージ（シャンプーの歴史） 重症例は、... アレルギーが主役の人、ブドウ球菌の感染症が主役の人がいます。 重い人は、混在している場合が多く、混在している程、重症になる傾向があります。 掻くことや汗などが、さらに症状を悪化させ、別の原因が発症させいることがあります。 日常生活に支障のない状態を保っていると、殆ど治療が必要でなくなる場合があります。 最近は使用が減少していますが、虫歯の為に詰めたアマルガム（水銀を含むもの）に アレルギーを起こしている人もいるので注意が必要です。 UP 戻る　Topに戻る　 ちかかね皮膚科 アトピー性皮膚炎の予備知識 アトピー素因とは、ダニや花粉等に対する即時型アレルギー反応で、 アレルギー鼻炎・アレルギー結膜炎・喘息・花粉症起しやすい家系のことです。 アトピー性皮膚炎は、子供の皮疹は、耳切れ、Dry skin 、肘の内側、膝の内側に出来やすいのですが、 成人では、手・首・顔などに出来やすい傾向があります。 アトピー性皮膚炎の幼児期に食べ物アレルギーの人もいますが、 1〜3才までに徐々に減少してダニ・ＨＤなどが多くなり経口から経皮に抗原が多くの人で変わります。 ただし、成人でもまれに食べ物アレルギーの人もいます。 アトピー性皮膚炎と食事療法へ　・スキンケアヘ 成人は、顔、首、手などに移行し、最後に手湿疹になる人が多いです。 アトピー素因（関連する病気　本人または家族）：花粉症（アレルーギー性結膜炎、鼻炎）、喘息、　蕁麻疹 皮膚に感染しやすい人に傾向があります。　　　　　　　　 1.ブドウ球菌が持っているスーパー抗原（どんな人のリンパ球も刺激するもの）・ プロテインA（無作為に一定の条件でヒスタミンなどを出させる蛋白質）などによって悪化します。 癜風菌の関与も疑われています。 2.ツベルクリン反応の低下（免疫機能の低下） 3.多汗（皮膚のｐＨを上げるなどして防御機能を低下させる） 4.脂漏性皮膚炎（幼児期に乳児脂漏性皮膚炎の人） 5.乾燥肌（先天性魚鱗癬を含む） 6.アジュバント効果へ 7.ステロイドの使用について　プロトピックの使用法について 8.アトピー性皮膚炎と予防接種 　UP 戻る　Topに戻る ちかかね皮膚科 合併しやすい病気 　 トビヒ 手足のいぼ みずいぼ カポジー水痘様発疹症 蕁麻疹 口腔アレルギー症候群 杉花粉症へ スギ花粉皮膚炎 Ｔｈ2が優位でＴｈ１の低下が合併症を起しやすいことに関与している可能性があります。 アレルギーを起しやすい人 一般的に行われている検査 検査：血液検査で病気を病勢するとされているもの、TARC,LDH,好酸球, IgEとRAST,CRP,血小板 　 UP 戻る　Topに戻る ちかかね皮膚科 治療のポイント 　 アトピービジネスに気をつけてしっかり治療しましょう。 これに引っ掛かるとかわいそうなのは、子供さんです。 一般的な治療 軽症の子供の場合：悪化した時は、弱いステロイドと抗菌剤を含んだ外用薬を、 朝と入浴後に、赤くなって痒いところにつけてください。 バリアが壊れた皮膚をなくして、保湿剤とスキンケアで健康な皮膚に戻することが目的です。 中低度症の子供の場合：悪化した時は、通常の弱いステロイドを朝と入浴後に、 赤くなって痒いところにつけてください。内服も短期的に併用することが、 掻く習慣をなくすために有効です。 ビタミンの内服と時々のメンテナスで健康な状態にすることのが目的です。　 重症の成人の場合：塗り薬だけでは、コントロール出来ないので、 内服薬（抗アレルギー剤など）を続けてください。 適当な強さのステロイドを処方しますので皮膚科医を信頼して使用してください。 日常生活に支障のない状態を保つことが目的です。 これらの方法で徐々に悪化した場合は、方向転換して下さい。 当クリニックで行っている別の方法へ 自分の病気の程度と主体を理解して下さい。 皮疹が変化したら、病気の程度が変わったのかあるいは別の病気かもしれないので、医師に相談してください。 ステロイドの使用について　 プロトピックの使用法について 注意事項 当クリニックで行っている特殊な治療　液体窒素療法　治療例 参　考 　 スキンケアへ 乾燥肌（ドライスキン） アトピー性皮膚炎と食事療法へ 非ステロイドの痒み止め ダニ退治へ 塩素除去 ステロイドの塗り薬の上手な塗り方？ 私が疑っている主原因 皮膚病の主な病因生物の種類と大きさの比較 日本で市販されている主な経口かゆみ止め（抗ヒスタミンとアレルギーの薬） 主なヒスタミン剤（抗アレルギー剤を含む）の薬理作用 妊婦と薬/FDA妊娠分類/妊娠の時期と薬剤の影響 日本で市販されている主なかゆみ止めとアレルギーの薬の妊娠の投与基準 薬物相互作用の報告のない抗アレルギー薬*と抗ヒスタミン薬 子供に飲み薬を飲ませるコツ 　　　UP 戻る　Topに戻る　 ちかかね皮膚科 　その他注意事項と参考項目 ・アトピー性皮膚炎に伴うことがある病気及び症状　白内障・緑内障・脱毛・白斑・眉毛外1/3の乏毛 ・貨幣状皮膚炎・膿痂疹性湿疹型のアトピー性皮膚炎に 単にステロイドのみを使用すると感染を誘発し悪化させることがあります。 抗菌剤（グリメサゾン・フシジンレオ）とステロイド合剤が、効果があります。 ・顔面へのステロイドの使用は、ステロイド酒さの危険を伴いますので十分注意が必要です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外用ステロイド剤の強さ 近年ステロイド以外にも免疫抑制剤の塗り薬のプロトピックが開発され ています。 免疫抑制（抵抗力を下げる作用）は、残っていますので細菌感染やカポジー水痘様発疹症などを誘発する可能性はあります。 最初の炎症を押さえるまでの３日ほどの間に強い「ほてり」感を伴い使用出来ない人もいます。 ３日位我慢すると「ほてり」感は通常なくなります。 分子量の大きい成分が炎症のある皮膚を無理やり通過するので「ほてり」が起こり炎症が治まるとなくなります。 炎症を押さえる強さはリンデロンclassとされています。 プロトピック酒さの報告も増えて来ていますし経験もあります。 ・良くなって一部分に痒みがあまりない皮疹が残るときは、以下の場合も考慮して下さい。 激しい痒みがある場合もあります。 SDD(h) 例１　例２ アレルギーを起しやすい人 貨幣状皮膚炎・膿痂疹性湿疹型との合併もしばしば見られます。 ・少し良くなったからと中途半端に治療を中止するとすぐに再発するので、 皮膚バリアが完成するまで続けることが大切です。 皮膚の再生には、２〜4週間位かかります。 この期間を頭において、皮膚が正常な部分の皮膚と同じ肌触りになるまで、 続けることが再発させないために重要です。 「ざらざら」した皮膚はまだバリアが壊れたままの状態です。 原因になるもの（抗原・ウイルス・バイキンなど）を簡単に通過させてしまいます。 ・悪化しているのに、過剰にステロイドの使用を警戒して、 本来治るはずの人がさらに悪化、長期化し、余計な時間と費用を注ぎ込んでいることがあります。 ステロイドを悪者にすることは、ある業界の人にとっては、好都合なことかも知れません。 ステロイドを悪者にして脱ステをうりものにしている病院・クリニックもこの点では、 アトピービジネスと言ってもいいと思います。 アトピービジネスへ　 　 遺伝子治療でアレルギーを起こしやすい体質を完全に治療する方法はありませんので、 上手く付き合っていくしかありません。 夢のような治療効果を簡単に口にする場合は、十分気を付けましょう。 ・入浴時、石けんを使った後は体をよく洗い流してください。 スポーツの後は、出来るだけシャワーを浴びて汗を皮膚に残さないことが大切です。 ただし、直後ではなく汗が止まってからの方が効果的です。 ・アトピー性皮膚炎は、残念ながらこれだけやれば治るような単純な病気ではありません。 しかしスキンケアを続けて、身の回りの環境を根気よく見直せば、必ず努力の報われる病気です。 漢方薬とは・主な漢方薬（生薬）の効果と副作用・皮膚科で使用される主な漢方薬（エキス剤が中心） PUVA あまり知られてない特徴的なサイン（ただし、出現頻度は低い。重症例ではしばしば見かけます。） Hertoghe徴候　眉毛外1/3の乏毛（重症例では、眉毛の脱毛）原因は不明です。 白色描記症　掻く刺激で皮膚が白くなること アトピー性皮膚炎に多く見られるが、他の皮膚病でも見られることがあります。写真へ

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