汗疱は、手掌(手のひら)や足底に水膨れが出来たり、皮(角層)が剥けるもので、痒みは伴わないことが多いです。ただし、湿疹化すると赤くなり痒くなります。
緊張した時や季節の変わり目などに多く、手のひらや足の裏に汗をかく人がなります。
小学生〜高校生に多く、成人になると少なくなります。
痒みを伴う場合は、異汗湿疹(汗疱状湿疹)・手湿疹に移行している可能性があります。
治療
- 10%サルチル酸軟膏の外用や塩化アルミニウムアルコールの外用など
- 多汗の治療は下記の掌蹠多汗症の治療に準じます。
- 湿疹の治療は下記の異汗性湿疹(汗疱状湿疹)の治療に準じます。
注意
UP
戻る Topに戻る
ちかかね皮膚科
関連疾患
- 掌蹠多汗症
思春期の男女と更年期の女性が多く見られます。
手掌(手のひら)、足底や腋窩(脇の下)は、
精神発汗部位(大脳皮質から発汗刺激で、汗をかく場所)です。
掌蹠多汗症の治療には、局所外用療法、内服療法、水道水イオントフォーシス、交感神経ブロック治療などがあます。
- 異汗性湿疹(汗疱状湿疹)
汗疱から誘発されて、あせもに似た湿疹で紅斑と痒がありんます。
抗ヒスタミン剤の内服やステロイドを含んだ軟膏の外用が必要になることがあります。
発症年齢は異なりますが発生機序が同様と疑っている皮膚病に「砂かぶれ様皮膚炎」があります。
治療も再考する必要があります。難治の場合は、疑って下さい。SDD(h)
UP
|