減感作 杉花粉飴
JA沢田が運営する「 薬王園」で、販売している「スギ花粉飴」は、杉の実と花粉を飴の材料として使用しているこの飴は、経口による減感作療法の効果が期待できるかもしれません。
通常「減感作療法」は、杉花粉のエキスを体内に注射・舌下で行われますが、また週に1〜2回行う必要があり、その効果には、個人差があります。人によっては全身にじんましんが出るなど副作用があり問題が多くあります。それに対して「経口減感作療法」は比較的簡単に行えます。
また、昔の漆職人は、かぶれを防ぐ為に漆をなめながら仕事をしていたといわれています。
「 薬王園」が行った小規模テストでは、症状が軽くなったとという症例がいるそうです。
スギ花粉症の治療は、スギ花粉をさらに精製し効果、安全性を高めて用いるペプチド療法・入院して行う急速減感作療法なども試されています。
花粉の飛散する量や期間が一定でないことから判断は難しいが期待される治療の一つです。しかし、この国民病が改善されるには、まだ、当分先になりそうです。
風邪と花粉症の見分け方花粉症は、風邪よりもくしゃみ頻発し鼻汁もいつまでも水ぽい風邪は、熱やのどが痛くなりますので鑑別は比較的容易です。
また、血液検査で花粉症は、抗体が陽性なことが多く比較的見分け易いです。報知新聞 1998年3月5日 郡司敦史 記者より抜粋、改変
真鍋正巳 記者ほか3名に同様の記載あり
経口免疫とは
食べ物アレルギーで子供の時に食べれなった卵が大人になると
平気で食べられるようになることです。つまり消化管の粘膜がしっかりしている状態で、
原因の食べ物を通過していると慣れて減感作が成立して平気になることです。アトピー性皮膚炎の患者にダニのエキスを取らせるという研究もあり、
牛肉アレルギーが、牛肉を徐々に食べることに依って改善したとの学会報告もあります。
また、子供時に、卵・ミルクにアレルギーがあったのに
大人になったら平気になったとの話もよく耳にしますし、
卵・ミルクに対するアレルギーは、一才半〜二才までになくなる人が
多いとの話もあります。
これらは、経口免疫(経口減感作)に依る免疫寛容又は脱感作の誘導では・・??杉花粉飴も杉花粉症に効果がある可能性がるかも?? スギ花粉皮膚炎へ
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