−1
アトピーは、上手くコントロールするというのが
常識です。この常識に一石を投じたいと思います。
結論から申しますと、ウイルス性疣贅の自然治癒の
関与を疑っています。
臨床的には、成果が出ています。
−2
釈迦に説法ですが、
ウイルス性疣贅について
「おさらい」をします。
3番目の「皮膚を傷つけると増える」は、
重要なポイントです。
4と5番目に対する認識が、・・・と
やや異なっていると思います。
→いわゆる「疣贅」は、
このあたりで(ポイント)
→平均的なサイズはこの当たりと考えています。
(ポイント)
小型の「疣贅」が多発することもあると考えています。
−3
1と2番を図示しました。
一般的な「疣贅」はここまでで、
自然治癒が始まると紅斑や掻痒を
伴うことがあります。
−4 3つに分けて報告します。
−5 まず、臨床。
−6 チャンピオンケースです、
常識的な治療が長期間行なわれていました。
写真の拡大で集族する小型疣贅が消退しています。
注目ポイントは、好酸球とLDHやTARCだけでなく
「IgE」も低下しています。
−7
症例2も常識的な治療が行われていました。
重症度は、改善しています。
注目は、初期の悪化です。
−8
症例3は、大学病院に通院していました。
写真の拡大で集族する小型疣贅が認められます。
手と足に「疣贅」が、出現して消退しました。
−9
症例4は、重症例で「IgE」が
10万を超えたことがあります。
集族する疣贅が認められます。
液体窒素療法などで、軽快しています。
肉眼的に診断出来るのは稀です。
通常は、写真の拡大が必要です。
症例5は、皮疹の改善に伴ってマイクロスコープで
小型疣贅の消退が確認できました。
この方法は、部位の特定が難しく
経過観察には向いていません。
−10
通院中の方も含むデータです。
検査値と痒みが低下しています。
−11
これからの話は、この発想を仮定した上で聞いて下さい。
−12
ステロイド中心の治療が、
常識的に行われています。
実際には、脱ステも行われています。
提案したいのは、第三の方法、つまり免疫の活性化です。
ウイルスに対する抵抗力は
弱い人から強い人の間に広く分布しています。
−13
常識的な治療で、成長と共に改善することもあります。
この枠の中は、上手くコントロール出来ていると
されている人たちです。
免疫を抑えている間にウイルスが増えて悪化すると
病院を渡り歩くか、ステロイド恐怖症になり、
脱ステやアトピービジネスに行ってしまいます。
−14
脱ステもリバウンドを乗り切ると快方に向かいますが、
治りきらない場合もあります。
この枠の人たちは、医師も含めて
多くの人が満足しています。
赤枠の人は、元の治療に戻ったり
アトピービジネスや民間療法に行くか、
治療を諦めてしまうことがあります。
−15
今までの方法で治りきらない方に
第3の方法を試すと上手くいくことが多いのですが、
治癒に至らない例もあります。
−16
治療と影響する因子ですが、
−17
液体窒素療法には、3つの作用があるとされています。
物理・血管・免疫作用相です。
免疫の活性化を期待してスプレー式で行っています。
治療を成功させるには、
掻くのを止(や)めさせることと
悪化した時の対応も重要です。
−18
アトピーの重症化とスキンケアは、
それぞれ、「免疫の活性化で見た目が悪化する」ことと
「皮膚を傷つけるとウイルスが増える」ことに
関連しているかもしれません。
−19
固定概念に囚われないで免疫弱者に
第三の方法を試みて下さい。
臨床的には、成果が出ていますが、
分子生物学的には、証明は出来てはいません。
−20
重症例から始めないで下さい。
アンテベートの禁忌(きんき)にこの項目があるので、
メーカーは免責(めんせき)されています。
この発想がそう簡単には浸透しないので
暫くは大丈夫ですが、
何れ、受け入れられる日がくるかもしれません。
その時は、医師が責任を追わされる可能性はあります。
−21
多少でも興味を持たれた方は軽症例か
アトピー性皮膚炎以外で
スタッフか家族から始めて下さい。
記載した以外にも疑っているものがあります。
よろしければHPを参考にして下さい。
ありがとうございました。