入浴と皮膚のダメージ 

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入浴の問題点

 

人の肌には、自然回復能力ありますが、
修復能力の強さ・pH補正・温度・塩素の感受性などは
人によって差があります。

 

ボディソープを使ってナイロンタオルで洗っても、
塩素の入った高い温度のお風呂に長くて入っても
トラブルを起こさない人が殆どですが、
皮膚にトラブルを起こしている人には、
入浴に方法を
注意する必要がある人がいます。

影響を受けやすい人
いろいろな原因(摩擦・紫外線など)で皮膚炎を起こしやすい・乾燥肌・入浴時に痒みがある人
帯状疱疹や単純性疱疹になりやすい免疫弱者の人
糖尿病・腎不全で透析患を行っていたり本人又は身内に癌が出来やすい免疫弱者の人
免疫が未発達な乳幼児・加齢により免疫が低下した老人
喫煙・深酒の免疫が低下した人

肌トラブルを起しやすい人へのお勧め たばこの害

 


赤ん坊は、ガーゼでも危険です。手で洗いましょう。

 


界面活性剤 

 

界面活性剤は、水と空気、水と固体、水と油の境目に吸着するという性質があります。
この表面張力を小さくして洗うためには都合するのが界面活性剤です。
洗剤で洗うのに食器などからタンパク質や油を界面活性剤を利用して剥がしています。
皮膚もタンパク質や脂肪(油)で出来た膜です。
界面活性剤の影響を受けて
皮膚のバリアを傷つける可能性があります。

 

洗剤用の界面活性剤には、
石けん素地と合成界面活性剤があります。
比較へ

 

 

石けん素地 用語へ

天然油脂に水酸化塩反応させて作ります。
石けん素地とカリ石けん素地の2種類あります。

「カリ石けん素地」は、液体でPHが強アルカリなので
「カリ石けん素地」のシャンプー、ボディソープなどは、
人の皮膚はアルカリに弱いので傷つける可能性があります。
ボディソープの歴史 用語
詳細

当クリニックの近所で手に入る石けん素地の固形石鹸

 

 

合成界面活性剤  

合成界面活性剤の多くは石油系(鉱物系合成界面活性剤)です。
合成界面活性剤の種類は数千種類もあります。
                        代表的な合成界面活性剤 用語
 

 

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無添加

「無添加」とは、何も入っていないことではありません。
合成界面活性剤を使用して香料や防腐剤が入っていても
旧指定成分が入っていないと「無添加」と表示してあることがあります。
合成界面活性剤使用の石鹸でも香料や着色料などが入っていないだけで
「無添加」と記載していいことになっています。
旧指定成分とは、「アレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性のある成分として
旧指定成分とは、厚生省がかつて定めていた102種類の成分す。 用語へ
 
入浴に影響する因子

入浴温度

入浴時に痒みが出る人の中には、温度・塩素に反応する人もいます。
この2つは、比較的簡単に対策が出来ます。
温度:大多数の人は、40度以下が痒みが出にくいなります。 データーへ
塩素塩素除去方法&対策

  

入浴時間

AADのお薦め  5〜10分  詳細

 

塩素
塩素過敏な人もいます。データーへ


塩素対策&方法



皮膚は、傷つけないことが大原則です。

関連1 

私は、傷つけるとHPVの増殖が起こると考えています。経験例(取れないトゲ) 
増殖が起こっても問題なく元通りに戻る人は、トラブルになりません。
皮膚がトラブルがあったり起こしやすい人は、以下
入浴に使う道具
ナイロンタオル・ガーゼ・ボディーブラシなどは、
使用しないで
で泡を使ってそっと洗うようにして下さい。
皮膚が傷つくとトラブルを起こしやすい人は、実行して下さい。
 

頭のトラブル

頭のふけ・痒みや脱毛がある場合は、シャンプーの使用を控えて下さい。
週に1度以下をお勧めします。
シャンプーを使わない。のシャワーやリンスは、問題ありません。
シャンプー使用を止めても解決しない時は、塩素が関係している可能性もあります。
また、増えてしまったウイルスを自力では、追い出せない人もいます。
当クリニックでは積極的に免疫の活性化を行っています。
激しいブラッシングやマッサージも自肌には、危険です。
シャンプーの歴史 

 
 

シャンプーや石鹸使用時の提案

 
シャンプーや石鹸は、使用回数や接触時間を減らすことが大事です。
身体を洗うのは、ボディソープで無く
石けん素地の固形石鹸がより安全と考えています。
回数を減らして出来るだけ早く十分濯ぐのが有効な手段だと考えられます。

スキンケア ボディソープの歴史 シャンプーの歴史


私見

皮膚を傷つけるとHPVが増えてしまます。
皮膚の風邪が発生しやすくなります。




皮膚にトラブルがある人には、
石けん素地固形石鹸で洗うことをお勧めしています。
入浴時に痒みを伴う場合は、温度を40度以下にしてもらい
解決しない場合には塩素除去のテストをやってもらっています。方法
頭皮にトラブルのある場合は、シャンプーの回数を週1回以下
減らすことをお勧めしています。シャンプーの歴史
シャワーやリンスの制限は、必要ありませんと説明しています。
皮膚のダメージが激しい場合は、入浴時間も5分〜10分以下をお勧めしています。
免疫弱者の影響の受けやすい人も注意が必要です。


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