足底(特に土ふまず、足縁、母趾球)と手のひらに最初はブツブツ(小水泡)ができやがて膿を持って来ます。
通常かゆみを伴わないと言われています。
実際は、比較的多くの例で痒みを伴います。慢性で難治性の病気です。
感染病巣があり、慢性扁桃炎、慢性副鼻腔炎、歯槽膿漏、虫歯、慢性虫垂炎などが、
悪化に関連している例があると言われています。
その他、金属アレルギー、タバコなどが、原因として考えられています。
重症例では、胸鎖関節痛やリンパ節の
腫脹などを伴うこともあります。 たばこの害へ
タバコ病辞典HP
手足の膿疱は、無菌性(人にうつらない)です。
治療は、感染病巣処置(扁桃除去など)ただし全例に効果が有るわけではありません。
感染病巣に対して抗生物質の内服で効果がある時があります。
一般的には、ステロイドの外用薬が治療です。
その他、PUVAや尋常性乾癬などの治療薬のオキサロール(ビタミンD3の活性型の塗り薬)が
適応追加になり使用可能になりました。
皮疹の出来方が通常と微妙に異なる場合は、鑑別疾患を疑う必要があります。
歯科金属アレルギーの頻度が比較的に高い疾患で金属パッチで陽性の場合
半数近くに歯科金属(金属の入れ歯)の除去の効果があるとの報告があります。
禁煙も効果があるとされています。免疫力を弱めるとされているもの
検査で遊離脂肪酸が、症状が悪化時に低値になります。尋常性乾癬と同じです。
白血球の活性を押さえる抗アレルギー剤の内服やn-3系の脂肪の摂取を勧めています。
シソ油の簡単ドレッシングへ
治療が難しく長期に続く病気なので種々の「うわさ」がありますが・、
掌蹠膿疱症は、自然軽快する場合もありますので
本当に効果があるかないかの判定には、注意が必要です。
鑑別疾患 手湿疹、手の貨幣状皮膚炎、手白癬、
指などに及んでいる場合は上記も考慮しましょう。