この疾患?に気づいたのは数年前で確信を持ったのは最近です。ですから治療法も治療対象も現在試行錯誤中です。ここに記載は途中経過として参考にして下さい。現在も製作中で随時UPしています。 |
常 性 疣 贅 に 対 す る 抵 抗 力 の 亢 進 具 液体窒素療法 スプレー式液体窒素は、綿棒では無理な症例が大多数なので有用な道具です。 み 薬 ヨクイニン 錠剤あり ハトムギの種皮を取り除いた種子からエキスを抽出したものです。 (粉の方が量が多く出せます。/子供は効果が出やすいのですが、 痒みや症状の増悪時には一旦中止して下さい。 麻杏ヨク甘湯(マキョウヨクカントウ) 一般的には、関節痛や神経痛、筋肉痛などに適応します。 痒みや症状の増悪時には一旦中止して下さい。 グリチロン 錠剤のみ 漢方薬の甘草の主成分であるグリチルリチンを含む製剤です。 高血圧の人には注意が必要です。強力ネオミノファ-ゲンC(注射)も 痒みや症状の増悪時には一旦中止して下さい。 多くの漢方薬に甘草は配合されています。 セファランチン タマサキツヅラフジ抽出アル
カロイドを含有します。 皮膚病に効果を期待する場合は、常用量の5〜10倍の内服が必要です。 痒みや症状の増悪時には一旦中止して下さい。 ビオチン 掌蹠膿疱症や尋常性乾癬に有効なので有名な 十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ) 有名な華岡青州が創製した漢方の処方です。 推測(逆読み) 十味敗毒湯が湿疹や水虫に適応があるのは、 梔子柏皮湯(シシハクヒトウ) 山梔子(サンシシ)黄柏(オウバク)
甘草(カンゾウ)痒みを抑えるだけでなく 黄蓮解毒湯(オウレンゲドクトウ)錠剤あり 黄柏(オウバク)・山梔子(サンシシ)
黄連(オウレン)・黄ごん(オウゴン)の その他、よく使う漢方薬 当帰飲子・温清飲・補中益気湯・加味逍遙散・桂枝茯苓丸・四物湯・白虎加人参湯・など ビタミンC 錠剤あり 大量投与で他剤と併用して使うと効果が期待できます。 IPD カプセル Th1とTh2のバランスを整える言われています。 種々の薬の組み合わせを変えみて下さい。 み 止 め 1 掻 爬 防 止 を 含 む り 薬 D3製剤(オキサロールなど) 角層を剥すののに効果があります。 亜鉛華軟膏/ボチシート 亀裂や浸出液が多い場合に有効です。 12%乳酸ナトリウム溶液/軟膏 本来食品の添加物・安定剤なので安全だと考えられます。 軽症の例では、痒みを止めて掻爬を抑制するだけで 追記: 乳酸ナトリウム溶液の弱点は短期間しか効果がない、 親水軟膏に溶かしたもの使用が中心です。 その他、非ステロイド抗消炎剤の痒み止め ステロイド軟膏 通常の治療で湿疹は「運良く」治癒します。 紅皮症様や自家感作性皮膚炎様になった場合は、 み 薬 抗ヒスタミン・アレルギー剤 内服の痒み止めは、原則的に余り効果がありませんが、 現在までに効果が認められたものを列挙します。 入眠導入・抗不安薬 上記の治療によっても夜眠れない場合は適時の使用が有効です。 合 感 染 の 薬 み 薬 ・ 塗 り 薬 抗ウイルス剤(ヘルペス) 異なるウイルスですが、ウイルスに弱いことには変わりがないために、 抗生物質 角層を中心に皮膚のバリアが壊れることが多く 抗真菌剤 真菌(カビ)も合併をしやすいので時々顕教して確かめるか そ の 他 爪のこまめな切除は必要です。 幼児では、夜間の掻爬防止のための包帯が可能な 成人では、就眠時の掻爬防止のために夜間の手袋の装着を勧ています。 水仕事が多い手仕事の中心の場合は水仕事の際に アクセサリ・時計等は付けないように勧めています。 界面活性剤を多く含まない固形石鹸(例:マブルオレンジ石鹸)の 落屑が多い場合は積極的な亜鉛(サプリ)の摂取を勧めています。 ステビア 治り難い体質の人 レモンマートル ラベンサラ
液体窒素は直接ウイルスを殺すのではなくて人体の持つ抵抗力(主に自然免疫)を活性化してヒトパピロマウイルス排除に関与していると考えられます。
疣の治療の場合、「液体窒素療法の効果のピークは、4日目位で効果の効果持続が1週間位と言われています」個人差はありますが、
治療間隔の目安になると思いいます。
昔から「肌荒れ、イボとり」として有名です。
胃部不快感・便通異常が現れることがあります。
妊産婦は内服出来ません。
成人は余り効果が期待できません。)ヨクイニンが内服の難しい場合は
ハトムギ茶の内服で多少効果があります。
* 麻黄(マオウ)* 杏仁(キョウニン)* よく苡仁(ヨクイニン)*
甘草(カンゾウ)の合剤ですので疣の治療にも有効とされています。
人によっては副作用があります。
胃の不快感や食欲不振、吐き気などを催します。
動悸(狭心症の人への投与は控えましょう)や
不眠、発汗過多などもまれにみられます。
偽アルドステロン症を起こす可能性もあります。
ツムラ製薬は、尋常性疣贅に適用がありませんが、
小太郎製薬は適用があります。
インタ-フェロンを誘導して抗ウイルス作用があるとされています。
偽アルドステロン症(長期連用で電解質代謝異常:低K血症、
Na貯留があり血圧上昇することがあります。
グリチルリチンを主成分製剤ですが偽アルドステロン症様作用が
少ないので治療に大量投与が必要な場合はお薦めします。
逆に痒みが治まる場合もあります。
グリチルレチン酸を含む軟膏もあります。(デルマクリンA1%軟膏など)
放射線
による白血球減少症、円形脱毛症・粃糠性脱毛症、滲出性中耳カタル、まむし咬傷に適応がある不思議な薬です。
他剤と併用により効果出るときがあります。
効果の裏返しとして痒みが増加する場合があります。
その時は一時休薬をお勧めします。
水溶性のビタミンH(最近は、ビタミンB7に変更になりました。)です。
ビタミンHのHはドイツ語の皮膚を意味するHautの頭文字から来ています。
効果の出方はさまざまですが・・
大量療法で非常激しい痒みが出ることもありますが、
他の治療が余り有効で無い場合に効果がでることがあります。
治療に抵抗性がある人に2〜5倍の量で使用しています。
整腸剤(ミヤBM)・ビタミンCとの
セットで処方が有効といわれています。
錠剤あり
名前が示す通りに柴胡、桜皮、桔梗、生姜、川弓、茯苓、独活、防風、甘草、荊芥の十種類の生薬の合剤です。
皮膚疾患には一般的には湿疹、蕁麻疹・化膿・水虫などの用いられています。
治癒期間が長い例や感染症の合併の疑われる例などに多く使用しています。
過剰に反応する場合があるので、
余り強い反応が出た場合は一旦中止して安定してから
再開するなどの方法を取ることが必要になります。
ステロイドや抗真菌剤で治癒しない例に効果があるからではないだろうかと
考えています。
つまり、パピロマウイルス感染に効果を示すので適応が取れている
のではないだろうかということです。
消風散にも同様に湿疹や水虫に適応があります。
甘草(カンゾウ) が含まれている合剤です。
インタ-フェロンを誘導して抗ウイルス作用が期待されますが、
偽アルドステロン症には注意が必要です。
生薬を含んでいます。
赤みのある湿疹・かゆみに効果あるとして知られています。
肝機能障害の可能性もあるので注意して使用する必要があります。
副作用が少ないので併用が容易です。
効果が出るのに長期間を必要で効果の判定が難しい薬剤です。
その他いぼ治療に有効なものを試みています。効果には、個体差があります。
その他お勧めの薬がありましたら教えて下さい。ken@e-skin.net
初期の掌蹠膿疱症/掌蹠角化症に効果があります。
自然免疫を活性化することに由来していると考えられます。
免疫を下げないので治療の妨げになりません。
塩濃度が高く傷(激しい紅斑も含む)があると「しみ」ます。
皮膚がある程度安定してからの使用をお勧めします。
実際に効果があるのは多分50%位の人です。
即効性がありますので外来で有効性を確かめてから
使用開始することが出来ます。
液は、効果の有効時間が短いので頻回の使用が必要です。
スプレーにして使用すると便利です。
詳しくは、日本小児皮膚科学会誌2005年11月の中嶋先生の
論文を参照して下さい。
2週間程度で治癒することがあります。
掻き傷や赤い皮膚にしみて使用できない点ですが、
それを克服するため軟膏を試作しました。
液よりも成績がよい印象を受けます。
多分、70%前後の確率で治ります。
炎症が激しい場合は、初期に使用することをお勧めします。
抵抗力を下げることは、治療の妨げますが、
反応が激し過ぎる場合にはブレーキも必要と考えます。
治療には、アクセルもブレーキも必要です。
一度ブーレキを掛けることも必要です。
自家感作性皮膚炎様の場合は30mgからの
漸減法で治癒に至ることがあります。
抵抗力を下げるので治療の妨げとなりますが、
本来の治療をアクセルと考えると反応が激しすぎる場合には
ブレーキも必要です。
絶対ではなく個人差があり、経験上、薬の種類を変えると
効果が出る場合があります。
クラリチン(比較的多くの人に効果がありますが小児用はありません。)・タリオン・アタラックスP(強い眠気が出る場合があります。)・ジルテック・アレグラ・アレロック・ポララミン・アレジオン・
ピレチア(強い眠気が出る場合があります。
5mg錠を処方して自己調整により個人の有益な量を決めさせています。
アレロック・セルテクト・ポララミン・アレグラなども有効なこともあります。
同様に感染しやすく、カポジー水痘様発疹症には注意が必要で
早期に発見して内服を開始することが必要です。
抵抗力を下げないので治療の妨げになりません。
黄色ブドウ球菌等による合併症が出来やすいので積極的な治療が必要です。
抵抗力を下げないので治療の妨げにはなりません。
試験的に使用することをお勧めします。
抗真菌剤は、ステロイドとは異なり治癒の妨げにはなりません。
初診時の顕教で真菌が陰性でも100%いないとは断言出来ません。
疑いがある場合は試験的に外用・内服を行い、否定してから
治療開始して下さい。
部位には就眠時包帯の使用を勧めています。
手袋・庭仕事の時も手袋の使用を勧めています。
使用を勧めています。
痒みのなくなった丘疹と色素沈着
痒みが増したり水泡形成する人もいます。
レモンマートルに強く反応する場合
治療効果には個人差があります。 症状が軽い場合でも、初期の1〜3回位は見た目が悪化したり
治療の大原則
ウイルスに対して直接効果のある薬が出来ているのは
インフルエンザとヘルペスのみです。
ヒト乳頭腫ウイルスに直接効果のある飲み薬や塗り薬はありません。
個人の自然治癒能力(個人差が多ですが子供が成人よりも高い傾向があります)
を高める方法を取っています。
ヒト乳頭腫ウイルスは通常皮膚の分裂が盛んな細胞に感染してあり、
特にウイルス感染した細胞を傷つけられると増殖が盛んになります。
過剰な反応は、一時止めて掻爬(掻くこと)を止めさせるのも重要です。
治療が必要な人は自然治癒に至らなかった人達であり、
ウイルスに対する抵抗力の弱い人達の群なので、
おおむね治療に抵抗性を示しますが諦めずに続けることで、効果がでてきます。
部位が拡大したりしますが、
これは抵抗力が増した為に反応が始まったからで
治療効果が現れて来たものと判断して続けると見た目も症状も改善して来ます。
同様の経験をされた皮膚科医の先生はメール頂けると幸いです。
また、お気軽に治療の詳細について御質問下さい。