私の推測5

ヒトパピロマウイルス:HPVの証明が難しい訳

061811

 

 
現時点では直接ヒトパピロマウイルスの関与を証明することは不可能ですが・・・
液体窒素療法・漢方など疣に効果のあるものが治療有効なこと、
本人や家族の疣が合併することや
治療経過の途中で皮疹の中に疣らしい物が出現することがあるので
強くこのウイルスの関与を疑っています。        
効果のあるもの

 

HPV感染は細胞内(幹細胞)への感染です。

HPV(ヒト乳頭腫ウイルス)は非常に小さく一般的な光学顕微鏡では確認出来ません。
電子顕微鏡で初めて見れます。
病原体の大きさ

HPVは非常にバラエティに富んでいて現在まで見つかっているだけで
125タイプを越えています。

上記の理由から一般開業医にはウイルスの存在の証明は無理なので、
HPVを専門に扱っている研究機関以外では証明は不可能だと思います。

HPVの検出は、検査室レベルで現在行えるのは型の決まった中の20種類位のものの検査が出来るだけです。

HPVの遺伝子型には多様性があることが分かり昔1種類と思われていたこのウイルスには、100類以上が確認されてすが、まだまだありそうです。
理論的には1300〜1500くらいになるという予想もあります。
この理論が正しければ、分かっている型は全体のほんの一部ということになります。 
型が決まってないものを調べられない状況では、
HPVがいても陰性と結果が出てしまうので、特異的な型に対する検査方法では証明が難しのしいです。
実際は、陽性でも、殆どが陰性となってしまうことになります。
もし、非特異的なウイルスの検出方法(ウイルスの型を区別しないで検出する方法)が
存在しても陰性のコントーロルを得ることが難しいと思います。

 

興味のある文献 最も証明しやすいと思われる疾患  

 皮膚科医の先生方へ 種々の病名が付く訳の推測 治りにくい場所 治療に有効なもの

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