ウィルス性発疹症様
012911
51才 男性 初めての診療は、夜間救急病院であったため診断は無理ということから、翌日に皮膚科の受診を勧められました。
前日の朝より風邪気味で37.9度程度の発熱がありました。全身に散在性に丘疹(ブツブツ)と紅斑(赤み)一部は紫斑(皮下出血)を伴っていました。
臀部は、明らかな左右差があります。
軽度の痒みも伴っています。ウィルス性発疹症疑いでプレドニン30mgを3日間内服とステロイドの外用で様を見ています。
臀部以外にも全身にほぼ均一に皮疹が分布していました。 写真未掲載臀部 左の拡大 右の拡大
僅かに丘疹と紅斑ありますが、明らかに右と比較すると軽症です。
多数の丘疹・明らかな紅斑があり一部の丘疹は紫斑も伴っています。丘疹が小さいHPVに対する排除反応で生じたいぼで、感染細胞数の違いで左右に差が出たのだと考えられます。ウィルス性発疹症もSDD(h)と同様に風邪などの後に発症するので区別が難しいのですが皮疹の分布に明らかな差があります。
最も疑っているのは、SDD(h)ですが、ウィルス性発疹症も疑って一般的な治療しましたが、丘疹が残ったらSDD(h)として液体窒素療法などの治療の予定です。
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