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水虫は皮膚にいる白癬菌(水虫菌:カビ)が見えている訳ではありません。
皮膚に感染した水虫菌(白癬菌:カビ)に対して起こっている防御反応で生じる皮膚の変化が、水虫として見えているのです。
この自然治癒反応の起こり方は個人差があり、同じ水虫菌が感染しても全く同じ水虫の症状が現れるとは限りません。
一般的には、排除反応で炎症が起きて紅斑(赤くなること)・丘疹(ブツブツ)や水疱(水膨れ)などができて痒みを伴います。
その後、角化(皮膚が硬くなる)・鱗屑(皮が剥けること)が生じます。これらの起こり方の程度には個人差があります。
紅斑や角化が余り起こらないこともあり、痒みの出ないこともあります。この違いはSDD(h)も同様に起こります。
水虫とSDD(h)の関係図 水虫様皮疹例 爪白癬様 趾間型足白癬 写真か文字をクリックすると拡大と詳細が見れます。NSDの原因のヒトパピロマウイルスの皮膚感染に対する防御反応が起こると、酷似の皮膚の変化が現われます。
しかし、でき方・場所が若干異なります。 水虫様皮疹の仮定図
風邪の原因はさまざまですが、「みずむし」の原因は白癬菌だけでしょうか? 一般的な風邪の場合、原因は異なっても症状は似ています。
風邪を起こす可能性のあるウイルスは200種類位あり、
細菌(バイキン)・真菌(カビ)感染などでも同様の症状が出ることがあります。
風邪は自然治癒反応の過程と考えると「みずむし」の症状が、
水虫菌(白癬菌:カビ)だけで起こると考える方がかえって不自然です。白癬菌とヒトパピロマウイルス(HPV)の大きさ
下記が顕微鏡で見た場合の水虫菌(白癬菌)との比較です。
人間が地球大の場合の赤丸中の白癬菌の菌糸幅に下記動物達は入ります。
人間が地球位の大きさだとすると、白癬菌の幅でもシロナガスクジラ・スーパーサウルス体調くらいなので
光学顕微鏡で何とか確認できます。
ヒトパピロマウイルス(HPV)は猫くらいの大きさなので光学顕微鏡では見えません。
ウイルスを見る為には電子顕微鏡が必要です。
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