治らない水虫
102410 100115112115
注意)併発と合併の意味は本来異なりますがこのページでは、同時に存在することを合併と記載してあります。
水虫様皮疹の仮定図 SDD(h)の存在を認めると成り立つグラフ
水虫様皮疹とは、手・足の皮が剥けたり固くなったり水膨れが出来たり、
痒みを伴っていたり痒みをともなわなかったり、爪の変形があったり爪の変形がなかったりする皮疹です。
症状の出方は人によって千差万別ですがいわゆる「みずむし」と呼ばれる皮疹のことです。
水虫とSDD(h)が似ている訳
ここでは白癬菌で起こっているものを「水虫」(漢字)と記載します。
水虫様皮疹(原因が不明な水虫に似ている皮疹:水虫とSDD(h)など含む)を「みずむし」(ひらがな)として記載します。水虫様皮疹の場合、皮膚科外来では真菌検査(顕微鏡の検査・培養)で陽性(ピンク)と
陰性(ブルー)の二群に別れます。
抗真菌剤(水虫の薬) (グラフが見やすい様に、明確でない結果は含まず)
通常、水虫の治療は陽性群と陰性群の一部(イエロー)に対して行われます。
陽性群・陰性群ともにSDD(h)を含んでいると推測しています。
SDD(h)は、水虫の薬を塗っている間に自然治癒することもあるので、以下のことを推測しています。陽性群で合併のない場合、水虫の薬がよく効きます。
グラフが重なっている群は、水虫の薬である程度改善されるか、
時間がかかって治癒に向うものが多い群です。
陽性でも水虫の薬で長期に治らないのは主にSDD(h)で、水虫が合併症があります。
したがってSDD(h)としての治療をおこなうと治癒に向います。陰性群の多くは、水虫の薬による効果は期待できませんが、
偽陰性は水虫の薬が効果があります。
陰性群で水虫の薬の効果が出ない時は、真の陰性群と考えて、
積極的にSDD(h)としての治療を行うべきです。
ポイント 水虫の変遷と推測へ
並外れた抗菌活性がある抗真菌剤(水虫の薬)塗り薬・飲み薬の効果は公表されている
データによると治癒率は60%〜70%です。
水虫外用薬の効果水虫の薬はウイルスには効果がありませんが、
ヒトパピロマウイルス感染(SDD(h)の原因として考えているもの)の自然治癒反応の邪魔はしません。
タイガーバームも抑制はしませんが、ステロイドは自然治癒反応を抑えて感染を助長します。
注意:話が複雑になるので、掌蹠膿疱症・異汗性湿疹・汗疱・カブレ等は省略して、この円グラフには表していません。
こぼれ話:外国の刺激性のある軟膏(有名なタイガーバーム・中国の漢方の軟膏など)や
多くの皮膚科で使用されている太陽灯(多分、遠赤外線の効果)は、白癬菌で起こっているいわゆる水虫には余り効果がなく、
水虫の薬で治らないSDD(h)の水虫様皮疹を治癒させる可能性があります。
その為に「タイガーバームは普通の水虫薬で治らない頑固なみずむしに効果があった。」と言う「うわさ」が広った可能性があります。
治らない「みずむし」の殆どがSDD(h)で、その一部が(タイガーバーム軟膏の効果でないと思いますが・・?)自然治癒することがあります。
「みずむし」の中に自然治癒したSDD(h)が存在して、タイガーバームが「みずむし」に効果があるとされたことが、
タイガーバーム財団が財を成すのに一助になった可能性があります。
タイガーバーム財団の繁栄が「みずむし」の中にSDD(h)が存在することも強く疑わせます。参考)タイガーバーム
効能・効果 筋肉疲労、筋肉痛、肩のこり、うちみ、ねんざ、腰痛、神経痛、関節痛、リウマチ。
成分・分量(100g中) d-カンフル・・・24.9g ハッカ油・・・15.9g ユーカリ油・・・12.9g l-メントール・・・8.0g チョウジ油・・・1.5g
上記の成分が水虫菌に直接効果があるとは思えませんしHPVへの効果も疑問です。