脱ステリバウンド

ステロイド離脱とリバウンドについての推測
私見

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はじめに
ステロイドを全面否定している訳ではありません。
ステロイド恐怖症を煽るためのページでもありません。
ステロイドを使用して上手くいって苦痛を軽減しながら治癒に繋がる場合もありますが・・どうしても治らなくて数十年苦しむ場合もあります。
ステロイドは効果があり上手く使うと大変効果のある薬です。
しかし、
脱ステで治癒する場合が存在することも事実です。
それは人間は雑種で、それぞれ顔かたちが異なる様に免疫機構等にも
個人差があるので
同じ様な治療でも万人に全く同じ効果を示さない為だと思います。
脱ステしても回復に向わない人がいるのも現実です。
                              
治療期間モデル


 

 

脱ステで検索すると

脱ステ」で検索すると
 
Yahoo! 45,700件→112、000件Google  52,600 件→111、000件
アトピー性皮膚炎の人の間では流行語です。
ちなみに「
脱ステ リバウンド」で検索するとそれぞれ 17,700件→16,800件、
20,400 件→16,800件 検索されます。
2006/11/8/2100 →2011/3/9/1500の検索結果-
「2ちゃんねる」には、「アトピーで皮膚科に行くのはやめよう 」と言う掲示板もありますが「
ステロイドは果たして良薬、それとも・」・「【真実】脱ステはよくない 」「ステロイドが悪いって思ってる人ってまだいるんだ? 」など「脱ステ」について賛否論争が花盛りですが、結論が出ていません。
そのな状況の中で「
脱ステ」のマニュアル?を販売しているサイトもあります。
そうした共通の方法が多くの人に通用するのでしょうか?疑問を感じます。


アトピー性皮膚炎治療のガイドライン
(厚生省がまとめた治療指針)

(1)ストレスや食物などの悪化要因の除去
(2)皮膚を清潔に保つスキンケア
(3)ステロイド剤などの薬物療法

この指針は、皮膚科・小児科・内科の医師約20人が3年がかりで制作したものです。

上記は明らかにステロイドの使用を勧めていますが、
単純にどんどん
ステロイドを使いなさいということではありません。
本文では、保湿とスキンケアと痒み止めの飲み薬も勧めています。
ステロイドの使用方法も場所・年齢・重症度を1週間ごとに評価をして
きめ細く治療薬を変更することを勧めています。
重症度が下がれば、弱い
ステロイドを使うい、
軽症になれば保湿剤とスキンケアが治療の中心になります。
長期的に見ると示す方向は「
脱ステ」に近いとも読み取れます。
しかし、このガイドラインによっても
上手くいかなくて
ステロイド使い続けることになる人もいます。


アトピー性皮膚炎の治療法は
何故、多様な意見に分かれるのでしょうか?

アトピー性皮膚炎には、大きく分けて4つのタイプ(下記)が存在している
ものと想定されます。

ステロイド外用で治る人がいて、
脱ステで良くなる人もいます。
そのために全く異なる意見が存在しているのではないでしょうか?

人間の個人差・重症度・時期などの違の為に、
同じ様な治療でも全く異なる結果でるので意見が分かれるのではないでしょうか?

 

 


アトピービジネスが成り立つ訳

脱ステ」が上手く行く人がいるため、
アトピービジネスが成立しているのではないでしょうか?

アトピー性皮膚炎はアレルギーが主体と考えられています。
一般的に言われている
リバウンドのメカニズムは、
長期の
ステロイド使用で副腎の働きが抑制されているために
本来副腎からから分泌されるべき副腎皮質ホルモンが分泌されなくなり、
急にやめると
リバウンドが発生すると説明されています。
しかし、やめて本来の濃度に戻ると所謂アレルギーはなくなるのでしょうか?
本来の濃度の時もアトピー性皮膚炎が起こっていたのではありませんか、
元々、アトピー性皮膚炎を発症していることを考えると
この説には疑問を感じます。
一方で、
ステロイドで治る場合は、外用中に運良くすべての原因に
脱感作が起こって治っているのでしょうか??

漢方クリーム問題について 免疫力と治療のイメージ

 

私見(妄想?)では、
アトピー性皮膚炎のほとんどが、SDD(h)現象なのではないかと考えています。



イボウイルスに対する防御反応が主原因でアトピー性皮膚炎になっていることになります。
・そうだった場合、
ステロイドでこの防御反応を抑えている間にも、
掻爬行動が止まることなどが寄与してイボウイルスが減少して治癒する
ケースもありえます。
・元々の防御反応が弱めの場合、強力過ぎる
ステロイドや漫然とした
ステロイド使用によって
イボウイルスが増加して重症になってしまうケースもありえます。
ある程度に防御反応がある人は、
脱ステ」をすると酷いリバウンドを起こした
後に治癒に向うこともあります。
・さらに防御反応が弱い人が
脱ステ」も成功しないケースもありえます。
などが考えられます。

SDD(h)の治療経過のモデルも参考に見て下さい。

SDD(h)が存在するとしてアトピー性皮膚炎とリバウンドについての推測を書きました。
興味のある方は
ここをクリックして下さい。

 
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