個人差-個体差
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キーワードは「遺伝子」です。

　

人間の遺伝子は基本設計は同じですが一人一人異なっています。 同じ様なある一定の反応をする人をまとめて一般に「・・・体質」と言いますが実は その同じ体質の人達の間でも微妙に異なっています。 個人差を決める大きな因子は遺伝子です。ヒトの遺伝子は基本的にはだれでも同じですが、 0.1％程度の違いがあります。この違いが顔の形の違いや病気になりやすさなどの 違いとなって現われてくると考えられています。 人間は、手足の数や目が２個などといった基本設計は決まっていますが 顔の形や指の形までは決まっていないのと同様に感染症などの 病気になり易さや病気の経過・症状も明らかに差があります。 同じ診断名で同じ処方せんを書いたとしても、必ずしも効くとは限りません。 薬の効きには個人差があります。ごく少ない量で効く人もいれば、 とても大量に飲まなければ効果が出ない人もいます。 副作用の出方も同じで、出ない人から少量でも出る人までバラエティーがあります。 ですから個人差に対応したテーラーメイド医療の完成が必要なのです。