Q&A
061912092913
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青の→が考えられますが、臨床的に水虫様皮疹と必ずしも合致していません。 |
A,抗真菌剤は、分子量が300〜500でステロイド剤の分子量と同じくらいで、 プロトピックより小さく さらに真菌感染がある角層のバリアが破綻していて 足白癬に蜂窩織炎が合併することもあるので、 感染部位では十分な量が通過すると考えています。
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A,足白癬も白癬菌を排除するために炎症が起こり 顕微鏡で見えないくらい小さくて抗真菌剤の効果がないもの、排除反応と考えています。 光学顕微鏡では見えない大きさなのでウイルスを疑っています。 SDD(h)へ(関連を疑っているもの) |
A,痒みは、真菌検査陽性(足白癬)の殆どで認めました。 角化ありで痒み無し(25.2%)の割合が水虫様皮疹では多く、 水虫では、極僅か(5.1%)でした。 お互いに例外はありました。 |
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水虫様皮疹に対する治療の試みは、以下を行っています。 外用;非ステロイドの痒み止め・サルチル酸サンワセリン・ オキサーロル・亜鉛化軟膏・スプレー式液体窒素・アロマなどを組み合わせて行っています。 内服;抗ヒスタミン剤・漢方など その他:スプレー式液体窒素 足白癬は、白癬菌に対する排除反応で起こっている皮膚の変化と考えられます。 |
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A, Bの範囲が広く、合併している部分が2〜3ヶ月かけて自然治癒するしている為だと推測しています。 |
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追記)皮膚の変化は白癬菌を排除する為に起こった炎症によるもので、菌が死滅しても炎症は残るので、 痒みは急に治まらずある程度のタイムラグがあります。 |
水虫と足白癬が分かれる前の時代の漢方薬に適応のあるものがあります。 抗真菌剤の効果がない場合は、試す価値があると思います。 消風散と十味敗毒湯には、水虫に保険適応があります。
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A,顕微鏡が発明されたのは、16世紀のオランダですが、 実用化されたのは、19世紀になってからです。 サブロー培地も発表されたのは19世紀末です。 1892年にRaymond Sabouraudにより作製されました。 研究が始まったのは欧米で1890年頃の 19世紀末です。 真菌(カビ)が原因で起こっている病気とされたのは1910年とされています。 日本で初めて水虫の原因がカビ(白癬菌:ハクセン菌)とされたのは、 1918年に東京大学皮膚科の太田正雄教授が分離培養成功したからだと言われています。 顕微鏡や培地が発展してからの話です。 |
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