アトピー性皮膚炎は、幼児期は、ミルク、卵などにアレルギーを示すことがありますが、
多くは自然に免疫寛容(食べても反応しなくなること)になって
2才頃には、食べられるようになります。
その代わりダニ、ハウスダストなどにアレルギーを示すようになります。
成人でも、食べ物にアレルギーを持つ人も僅かにいます。
成人でも重症で経過が長い場合は、事情が許せば除去食を試みてもいいと思います。
食物アレルギーがあると思っている人は20〜45%で実際に食物アレルギーある人は1〜2%、
子供は4%位という米国のデータがあります。
思い込みで食事制限をしないで、負荷試験をして明かにしてからにしましょう。
子供の食物のアレルギーの年齢別頻度は、
0歳児 10% → 3歳児 2% → 5歳児 1% と言われています。
成長と伴に減少します。
食物アレルギーデータ
3大食品:牛乳・
卵白・小麦 食物が原因の人の
50%以上に関与
米・ 小麦
を加えて5大食品ともいわれます。 食物が原因の人の80%以上に関与
その他、エビ、カニ、イカ、など魚介類、牛肉(牛乳)*、とり肉(
卵白)*などやキウイなどもありますが......
食物アレルギーへ
除去食の方法
3大食品を2〜3週間以上行い皮膚がよくなったら小麦<卵白<牛乳の順に食べて、原因食物を見つける。
皮膚がよくならなかったら米・ 大豆 を追加して行う。
皮膚がよくなったら米<大豆<小麦<卵白<牛乳の順に食べて、原因食物を見つける。
負荷する間隔は、数日おきに様子を見ながら、負荷するものは、大豆は煮た豆腐、小麦なら煮たうどん、
卵は固茹でした卵黄、牛乳はヨーグルトの加工品を小量から始めるのが安全です。
検査でRASTの高い食品を負荷する時は病院で行いましょう。
除去食を行い3〜6か月で再び行うと免疫寛容になって食べられるようになっていることがあります。
必ず再チェクをしましょう!.
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除去食が難しい人