中毒疹とは、身体の中に何らかの有害物質が入って反応してできる
皮疹で通常は風疹、麻疹、溶連菌感染症など典型なウイルス性、細菌疹性の皮疹を除いて、
原因がはっきりしないものや原因がはっきりするまでの一時的な病名として
付けられることが多いくて
その中の約半数は、薬物性が推定され、30%は、
感染性(ウイルス、細菌、マイコプラズマ感染など)があると推定されます。
初診時に確定したもの又は非常に怪しいものには、
最初から薬疹やウイルス性発疹症の病名が付けられることもあります。
残りのものの中には、複数の因子(例えば、ウイルスに感染した状態の時に内服した薬との相互作用)
によるものなど(その例には、drug
combinationによる薬疹や
food-dependent excercise-induced anaphylaxis(FDEIA))
も含む原因の特定することが難しいものがあります。
どうして難しいか? 同じ薬物に対しても皮疹のでき方が異なり皮疹だけでは
特定出来ないためで、風疹、麻疹、水痘なども予防接種などでも、
その影響で非典型な皮疹が出来判断が難しいこともあります。
通常皮疹が出来ないウイルス感染による皮疹が出来る場合も多くこの場合は典型疹が存在しません。
複数の因子がからんだ場合は、さらに難しくなります。