伝染性軟属腫様の尋常性疣贅疑いの臨床写真とマイクロスコープ
093012
←の中心部の拡大像
経過
3歳 女性 初診時診断 伝染性軟属腫 9ケ所に硝酸銀療法を行っていました。 兄に同様の皮疹既往あり 1週後に再診時に硝酸銀療法が効果なしなので8ケ所取ってます。 さらに再々診にマイクロスコープで確認して伝染性軟属腫と尋常性疣贅疑いで クライオプロ(液体窒素療法)を開始しています。 乾燥肌と痒みを伴っていたのでヒルドイド ソフトとレスタミン・アンダームmixを開始しています。 クライオプロ開始後3週目には、痒みは止まりました。 5週後には、乾燥肌も軽快傾向を示し始めました。1 か月間隔が空いて来院時に伝染性軟属腫様に最後硝酸銀療法とクライオプロを行いました。 ヨクイニンの内服も開始しました。写真とマイクロスコープで像はヨクイニン内服1ヶ月後の様子です。 ヨクイニン内服で乾燥肌は軽快傾向ありますが、痒みは内服後再発しました。 現在はクライオプロとヨクイニンの内服で治療は終了しました。
コメント
ミズイボととしての治療に抵抗性で乾燥肌と痒みを伴っていたので、 初期から伝染性軟属腫(ミズイボ)様の尋常性疣贅(いぼ)だった可能性があります。 隆起したもの滌除や小さいものへの硝酸銀療法もある程度効果を示していた印象がありますが・・・