生まれながらに持っている体の性質のことで、完全には解明されていませんが、
多くは遺伝子により決まっているされている性質です。
アレルギー体質・アトピー体質・癌体質やお酒を飲めない体質
などとして使われます。
例えば、酒に対する強弱の体質は、アルコールと代謝物のアセトアルデヒドの血液中の濃度の推移が大きく影響しますが、アルコールとアセトアルデヒドの血液中の濃度を決める主要酵素はADH(アルコール脱水素酵素)とALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素)です。前者には2型あり後者は3型あり、
これらの酵素をどの組み合わせで持っているかは、遺伝子に依り決まっています。
補足的には、活性が変わるMEOS(ミクロソームエタノール酸化系酵素)もあります。
これらの3つ酵素が大きく影響しているのです。
アルコール代謝の詳しい説明へ
身長・体重・体脂肪・年齢や環境(職業・風土)なども複雑に関係していますが、これらは多くは因子は遺伝に依って左右されます。体質は完全には解明されていませんが飲酒できるかどうかの、多くは遺伝に依って決まっていると言ってもいいと思います。
親族には体質が似ている人が多く見受けられます。
アレルギー体質・アトピー体質・癌体質なども遺伝が主に関係している可能性がありますが、
影響する因子について、余り解明されていません。
残念ながら持って生まれた体質は、多少の改善は可能ですが、大きくは変えられないと考えられます。
体質が変わると大きくうたっている広告は余り信用できません。
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