少数ですが、ステロイドで治らない患者がいます。
ガイドラインは多くの患者に適した治療方法なので多くの人は、
ステロイドの恩恵を受けています。
双子でも純系マウスでもないので、人には個体差があります。
ステロイドで上手く治らない患者もいる筈です。
この少数派の患者が、Steroid
addiction(ステロイド依存症)や
Steroid-resistant(ステロイド抵抗性)になる可能性があります。
個体差を考慮せずにステロイドを長期間使用した結果が、
Steroid
phobia(ステロイド恐怖症)の人を作った要因かもしれません。
再診しない人には、治癒した人と治癒しないので再診しない人の両パターンがあります。
このことが、医師に依ってステロイドの評価に差がでる原因かもしれません。
脱ステとリバウンド 再診者と未再診者の治療経過の差
医師に依って治療の到達点が異るのもステロイドによる治療方法が異ります。
ステロイド抵抗性の割合
欧米での抵抗性は、思春期以降のステロイド治療中の成人患者の10〜20%、
日本ではやや多く、20〜30%くらいと推計されていいます。