日頃の疑問

今までの質問と答え Top

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気を付けましょう保険外の治療 

  • 当医院の「蕁麻疹」の患者さんが、ある漢方薬局から成分は漢方薬だけと言われて、
    20年間高額で購入していた薬の箱の成分表示に、一般的な漢方(甘草)などと伴に
    抗ヒスタミン剤(クロルフェニラミンマレイン酸)が記載されていました。
    主に効果を示していたのは
    抗ヒスタミン剤(西洋薬)の可能性があります。
    これは、
    明らかなルール違反だと考えられます。
    2000/3 月にも2例目の患者さんが来ました。横浜の有名な?
    漢方薬局で購入したそうです。
    その風邪薬の成分には、普通の風邪薬(西洋薬)と漢方を両方が含まれていました。
    これも漢方薬局がよくない実例です。
    ハッキリしたルール違反の例に遭遇したのは、開業して最初の
    5年間では、この2例だけでした。
    多くの漢方薬局は、ルール違反の行為を行なっていないと思われますが、他にも怪しいところがありました。
    同様の記事へ(ステロイドは入ってないと強調しながら最強のステロイドが混ぜられていた中国製の塗り薬
    保険のきかない高額な治療にもよいものもありますが、その見極めには十分な注意が必要です。
  • アトピービジネスの言葉を知る前(開業して1年間は、土佐清水病院が普通の病院だと思っていました。)
    土佐清水病院の関連で高額な自費のSOD食品を飲んでいながら治ってない患者さんが
    八王子・新横浜・滋賀から合計3人以上いらしていました。
    土佐清水病院は
    アトピービジネスの表にでています。
    当時も裁判や雑誌社ともめていました。
    現在も有名なTV番組でCMを提供しています。今度は、末期ガンも対象に加わりました。
    当クリニック宛にも、奇麗なSOD食品関連のダイレクトメールが送られて来ます。
  • 質問のメールにもありましたが、有名なヘアケアメーカ(実名を知りたい人はメールを下さい。)も
    霊感療法まがいのセ−ルスをおこなっています。 
    実例へ
  • ネット上で見つけた記事

    化粧品クリームから強いステロイド、国民生活センターが注意呼びかけ
                     詳細
    ステロイド不使用をうたう軟膏で疑心暗鬼な方は、以下に相談して下さい。
    国民生活センターのWebサイト
    http://www.kokusen.go.jp/


  • 困ったメールでの質問

    困ったメールでの質問には「どの市販薬で良くなりますか?」というのがありました。
    私の答えとしては「市販品については、あまり経験がありませんので・・・・」としか返答できませんでした。
    HP を利用して病気を医師にかからずに治したいと思っているのか?時間がないためか?
    近くに皮膚科医がいない為か?医師を信用していないのか?
    前項の例は医師に相談する前に、別の機関に行ったことに起因しています。
    質問メールのルール

     


患者心理(人の心理)

  • 何か新しい皮疹が出来た時に、自分の体質が主な原因で出来た場合であっても
    他の薬・化粧品・洗剤・水・服などの原因を探そうとする傾向が見受けられます。
    確かに薬・化粧品などで出きることはありますが・・実際にはそんなに多い頻度ではありません
  • 待合室で待つのはいやだが、自分の診察には時間をかけて欲しい。

     


間違った知識
  •  自分の子供が身体が痒くなったり一部の症状で、流行のアトピー性皮膚炎に違いないという思い込み。
  • ステロイドが怖い薬と思っている。「子供の為に、ステロイドを使用しない。」
    なかなかよくならないで時間とお金の無駄だと思います。
    成人は自分の意志なので
    自由ですが、子供はかわいそうです。
    親の思い込み(ステロイドは怖いもの)で皮膚病がよくならず痒くて夜も寝られず引っ掻いています。
    なかなか良くならず痒くて困っている子供さんをよく見かけます。
    ステロイドは、万能薬でも悪魔の薬でもありませんが、治療の為に必要な1つの道具です。
    脱ステロイドの医師は弱いステロイドしか使用しないと宣言しています。
    皮膚科医は、ステロイドを余りよく知らないか上手く使う「
    こつ」を知らないか、
    儲け主義??
    アトピービジネスとその宣伝効果を利用して患者さんが治らなくても患者数が増えればいいと思っているか?
    参考、
    アトピービジネスステロイド副作用アトピー性皮膚炎
  • 混雑している病院は、よく治るからではない可能性があります。
    治らなくて長期に通院している患者さんが多くいる・
    診察に無駄に時間がかかる・通院間隔を短くしている・周囲に皮膚科が少ない・
    院内処方で薬を待っていたる・会計処理に時間がかかっているといった理由で混雑している可能性もあります。
    しかし、一方でよく治り・診察が丁寧で評判が良くて混雑している可能性もあります。
  • 漢方薬は安全で副作用がない。主な漢方薬(生薬)の効果と副作用
  • 「子供の為に、アレルギー血液検査をしなければならない。」必要な人は、全体のほんのわずかです。
    子供は、痛いだけで病院嫌いになります。また、簡単にアレルギーの血液検査して内容の説明の少ない先生は、
    検査の意味が分かっていません。儲け主義??参考:アレルギーの検査・食物アレルギーと
    RAST
  • 薬疹は呑んだ薬との相性ですから個人差があります。
    現代の医学では、事前に予測出来ません。
    例えば、「さば」で蕁麻疹(中毒疹)が出た時に魚を売った魚屋さんが悪いと思いますか?
    薬を処方した医師がいけないと思うのは、少し違っているのでありませんか?
    薬のアレルギーの問診をしなかった場合は、医師の怠慢です。
    一度アレルギーを起こした薬は、必ずまた起こしますから問診の時に必ず申し出て下さい。

皮膚炎とステロイドの使用との関係は、火事と水の関係に類似しています。

  1. もし火事が起これば、水をかけますよね。
    水に濡れる不利益があっても、火を消さないと延焼します。
    同様に皮膚炎が起こっているのに炎症を止めないと悪化します。
  2. 使い方は、小火に大量の水をかけたり頻回にかけたりすると不利益が勝ると、
    同様に軽症の皮膚炎に強力すぎるステロイドを使用し、さらに継続すれば、不利益が勝てしまいます。
  3. 大火事に少量の水をかけても意味がありません。同様に激しい皮膚炎に、
    弱いステロイドを頻回に使用しても効果が出ない可能性があります。
  4. てんぷら油が燃えている火事には水をかけるとよくありません。
    同様に感染バイキン・カビ(水虫癜風)・いぼウイルスなど}が原因の皮膚炎には、
    ステロイドの使用は、かえって不利益が勝ることがあります。
    ステロイドは、万能薬ではありません。
    副作用もあります。十分気を付けなければいけません。
    使用する場合は、専門家の適切な指導のもとに正しく使用して下さい。

素朴な疑問 Top 

  • 抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤の薬価が、約5倍違うのは、どうしてだろう?
  • アレルギ−検査(RAST)の検査料やヘルペスの内服薬が、高額なのはどうしてだろうか?
  • どうしても、医療費の無駄づかいとしか思えない検査や治療があるような気がします。
  • 医師の標榜科 日本の医師(日本の国家試験に合格者)は、法律上は標榜科(看板などに書く科)は自由なので、
    皮膚科をあまり研修してなくても簡単に他科の先生が標榜している様な・・気がします。
    詳しく・実例へ 法律上は、東洋医学の標榜は認められていません。日本の医療体制医学教育
    ただし、日本では少ないですが、専門家と患者さんをつなぐパイプ役としての
    家庭医を目指して卒後にいろいろな科を積極的に学んでいる先生もいます。
    現在当クリニックにも卒後十四年の先生が週1回のペースで見学におみえです。
       
    もし皮膚科を専門にやって来た私が、保健所に届けを出せば(届け出制です。)、
    内科・小児科・眼科・整形外科など国が認めている科を標榜しても法律上は問題ありません。
    他科の先生で皮膚科を標榜している方は、少なからず皮膚病の知識に
    「自信がある方」か「ただの儲け主義人」なのかは、分かりません。
    皮膚科を標榜してない内科・外科・整形外科・小児科・形成外科などの先生は、
    皮膚病の知識に「自信がない方」か自分の得意分野を明確に標榜している方だと思います。

  • 大学病院信仰がありますが・・・大学病院の外来では、いろいろな医師が外来を担当します。
    医者になりたての研修医・助手・講師・助教授・教授までいろいろな人がいます。
    経験が豊富で役職が上でも論文・研究の方が得意な医師もいます。
    実際の診療時の、患者さんに対する考え方や診療態度によって病気を治せる腕とは単純に比例しません。
    得意分野の病気も大学により異なります。
    いい医師を見つけることは大変難しいことだと念頭において下さい。
    有名な病院でも科によって体制が違い医師も異なります。
    是非お気に入りの皮膚科を紹介してください。 

    治りにくい患者さん Topに戻る
  • 正しい診断と治療が出来ない医師に出会った患者さん、自分から治療を放棄する患者さん
  • 治療をまじめにしないで治らないのは、仕方ないことです。
    処方された塗り薬を指示通りに使用しなかったり、飲み薬を指示通り飲まなかったり継続できなかったり、
    治療を放棄してた様な態度では、効果は得られません。
  • 自己判断で、医院で過去にもらった薬や市販薬を適当に使用することは、結局、治療を遅らせることになります。
  • 多くの病気は自然に直ります。あまり時間がかかるときなどは、医師に相談すると簡単に決着がつくことがあります。
  • 家族が使用してよくなった外用を別の人が、別の皮膚病に転用するといったことがありますが、
    その場合、運がいいと治ることもありますが、
    手の薬を顔につけるなど強すぎるステロイド等を使用してしまうこともありえます。
  • 医師の指示を守らない人・医師を信用してない人・医師に嫉みをもっている人

病院を変えるタイミングと再診のタイミング

  • 皮膚病は、目に見えて治療の効果が分かりますので、1ヶ月も経過して軽快傾向のない場合や悪くなった場合はで病名・治療方法の変更や薬の変更をしない時は、その医師が病気を余り知らないか、治療法を余り知らない可能性があるので・・医師を変えてもいいと思います。
    一度だけ受診して良くならないからと言って病院を変えると治療の経過が途切れますので変えない方がいいと思います。
    病気種類・治療方法にもよりますが、4日〜1週間して良くならない場合は、早期に同病院に再診をお薦めします。
 

診療時間

  • 診断(病名と治療方法を決めるまでの時間)に時間のかかる医師は、経験の豊かな医師でしょうか?
  • 待合室に患者さんが沢山いるのに世間話をする医師は、患者さんは待たせるものだと思っているのでしょうか?

 医療制度の矛盾

  • 「治せない医者がもうかる」日本の保険制度は、
    出来高払いなので通院回数が多いと医療費がかかる制度です。
    極端な話、1回で治せる医師より10回かかる医者の方が儲かります。
  • 保険診療の負担率が変わりましたが、窓口の患者さんの支払いは増えますが、
    病院にとっては収入の中の現金が増えるだけで特に利益があるわけでなく、
    患者さん負担が増えると受診率が下がることを期待した政策だと思います。
    結局、患者さんに「イタミ」だけでなく、病院にも「イタミ」のある政策だと思います。


学会に参加してふと思ってしまうこと
ステロイド否定論者ではありませんが・・・
学会で講演を聞いているとふと考えてしまうのは私だけでしょうか?
  • 「成人のアトピー性皮膚炎には、素直な性格が多い、
    思春期のアトピー性皮膚炎の人に過保護の親(
    面倒見のよい親)が付いて
    くるのは、外来でよく出会います。」
    日本皮膚科学会の方針を守る医師の言いつけの守り頑張ってステロイドを外用した
    人々の集まりを見ているからではないでしょうか?
     ステロイド依存症
  • 「プロトピックが普及し始めて電車の中で赤ら顔の人を見かけないなくなりました。」
    ステロイドを顔に長期間塗るのを怖がる人が増えた為ではないでしょうか? 
  • 「ステロイドが適切な使用とプロトピックの出現でアトピー性皮膚炎の酷いリバウンドの人が減少した。」
    ステロイドの長期使用を怖がる人が増加している為ではないでしょうか?
 ステロイド恐怖症
通院しなくなるのは、殆どの人は治ったからだと考えられますが、
治らないで止める人も当然います。
免疫抑制的な治療で多くの人(私の推測では、70%くらい)との人たちは、
ある程度以上の
免疫強い人だと推測できます。
個人差があるので
免疫弱者もいる筈です。

治り方に差がある理由
免疫弱者の人たちに免疫抑制的治療を続けると治癒にいたらないことがあると推測されますが、
通院をやめて別の方法を試している人が増えたので
重症者が減った
可能性があると考えています。 


山口医院の漢方クリーム(ステロイド含有)について

当クリニックの最寄りの駅から2駅目の中川駅にあり、同じ都筑区医師会に属している医院(内科・小児科)で「化粧品クリーム事件」と同様の事例が、
医療機関で起こったショックキングな事件でした。

アトピー性皮膚炎は、かぶれの1種でアレルギーが主体の病気だと考えられていて、
原因不明で奇妙な病気として諸説ありますが、結論には至っていません。
ステロイドで治癒する場合と難治になる場合があります。
難治になる場合あるので、
アトピー性皮膚炎ステロイド
恐れられていることが背景になっています。
漢方クリームは、ステロイドを含まない
奇跡のクリームとして
自費(
高額:5gが4000円)でした。
ステロイドを避けたい人が殺到していました。
しかし、実際には
超強力なステロイドが含まれていました。
しかも、ステロイドの副作用の出やすい顔や幼児にも使用されていました。
 

なぜ長期間(10数年)継続されていたのでしょうか?
私の推測を書きます。
 

幼児は、免疫は未発達ですが成長と共に免疫が徐々に発達して治癒に向かう場合と
免疫弱者で治癒しない場合がありますが、前者の割合が比較的多いと考えられます。

成人のステロイド忌避の人たちの多くは過去にステロイド使用の経験があるが治癒しなかった
人たちです。この人たちの中にも治癒した人たちが存在しないと長期間継続しなかったと考えられます。

山口医院が近医だったので知り得たこと、成人のアトピー性皮膚炎に対して
漢方薬(小青竜湯と消風散)が通常量の3〜4倍の量で処方されていました。
甘草の量が1日8gの人もいました。
この漢方薬の効果と漢方クリームが
高額だったので少量しか使用出来なかたことで
治癒に向かった方もいたのではないかと推測しています。
奇跡の漢方クリームを塗れば症状は劇的に良くなるので
自分の意志とは反して
ステロイド依存症
になって継続していた人もいたと考えられます。

治った人がいないと長年継続して幅広く流行しなっかたと推測されます。

同様のことは山口医院以外でも起こっている可能性があります。

自説を元に今回のことを解釈してみます。

 自説)私が推測している湿疹・アトピー性皮膚炎などの皮膚病の
主な原因はいぼウイルスの自然治癒反応に伴う皮膚の変化と症状が
種々な皮膚病に関連していると考えています。
現時点では、私の説は証明も否定も出来ません。

関連リンク 
 
免疫力の強さは、正常者と言っても極端(病的)に弱い人(右端の赤丸)と強い人(左端の)の間に
様々な因子
の影響で幅広く正規分布していて、
このことが病気の発症や経過に影響して、
また、沢山の影響を受けるので日々左右に変動していると考らえれます。

 

様々な因子:ホルモン・自然免疫系・獲得免疫・バリア機能・抗菌ペプチド・年齢・生活習慣など
数えきれない因子の総合力なので個体差が激しいと想像出来ます。

 

自然治癒反応に関連する皮膚病と免疫力と発病・経過

  • の円は、免疫力が強く皮膚病を発症しないグループ
  • 円は、免疫力が比較的強く免疫抑制的治療(ステロイドなど)でも治癒するグループ
  • 円は、免疫力が比較的弱く脱ステロイドなどで治癒するしグループ
  • 円は、免疫力が弱く免疫賦活的治療(漢方・液体窒素など)治癒するグループ

 

追加!: 時間の経過(2〜3ヶ月以上)で治癒する抗真菌剤(カビの薬:水虫の薬)・抗生物質(バイキンの薬)・アトピービジネスの商品・脱ステロイドやサプリなどの効果は「黒い・赤い緑の円:自然治癒する可能性があるグループ」の領域の人々へ効果を見ている可能性があるので注意が必要です。

この考えを元に今回のことを推測してみると
幼児は徐々に免疫が発達してウイルスの排除が起こり
自然治癒が起こり比較的多数の事例が存在すると推測されます。
  • 成人は、独特の漢方処方である程度以上免疫力のある人は、
    ウイルスの排除反応が活性化されて治癒に向かった人もいた可能性があります。
    しかし、免疫弱者は、意志とは反してステロイド依存症になった人もいたと思われます。
    この免疫弱者の人たちの中にも風邪などで免疫の活性化によって治癒に向かう可能性もあります。
    自説(湿疹などの原因がウイルスの排除反応)を受け入れて戴けると
    今回の一連の流れが比較的簡単に解釈できます。

Down

未熟(乳幼児・学童)・老化(高齢者)・妊娠生理(卵胞期)低容量ピル・
免疫抑制的治療(長期のステロイド内服や外用など)・癌・糖尿病・肥満・疲労・寝不足・
過度なダイエット・過激な運動・多飲・
喫煙・不規則な生活・ストレス・多量の抗精神薬の内服
季節変動(秋〜冬に低下)・日内変動(副腎皮質ステロイドの分泌 通常朝分泌→夜間に免疫力低下)など
*免疫抑制で短期的には見た目は良くなりますが長期化すると見た目も悪くなります。

皮膚病の発病・経過にも影響してグループが減少してのグループが増加すると推測出来ます。


Up

 漢方・ニンニク・成熟(成人)・液体療法・風邪(回復期・出産・生理(排卵期〜黄体期)
適度なダイエット・小手術・花粉症や食べ物アレルギー(免疫活性化)
季節変動(初夏〜夏に上昇)・日内変動(副腎皮質ステロイドの分泌 通常朝分泌→夜間に免疫力上昇)
禁煙・規則正しい生活・免疫抑制的治療の中止など
*免疫の活性化は、短期的に自然治癒反応が起こり見た目は悪化しますが継続すると治癒に向かいます。

 

 

 

 皮膚病の発病・経過にも影響してグループが増加してのグループが減少すると推測出来ます。

関連リンク
 

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