漢方薬
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漢方医学 中医学(中国の伝統の医学)
日本の漢方、室町時代に中国から伝わり日本独自の発展を遂げました。 日本漢方と中医学では厳密には異なります。
生薬(漢方の原料)は、当時(江戸時代)も輸入中心で高価でした。 江戸時代の漢方医は、出来るだけ少ない量で効果の出る日本漢方を成立させました。 日本の漢方薬は、中国や韓国に比較して量は、五分の1くらいと言われています。 少ない量で飲んでは効果が現れ難いので処方量を守って飲むことをお薦めしています。 東洋医学=中医の印象がありますが・・ 中国漢方の歴史は、1500年〜3000年位と言われています。
明治政府は西洋医学を修めたものを医師として認める法律を施行しました。 現在も続いています。従って東洋医学専門の医師や薬剤師は存在しません。 西洋医学の国家試験を受けた医師・薬剤師しか存在しません。 鍼灸マッサージ師は、国家試験があります。 東洋医学の養成機関(医師・薬剤師)は存在していません。 大病院などで院内に患者さんの便宜を計らい「東洋医学科」「和漢漢診療科」と表示しているところがあります。 明治時代に西洋医学に押されて衰退したが、 「せんじ薬」の印象の強い漢方薬が近年の「エキス剤」の登場で 簡便さが受け入れられました。 保険適応も「エキス剤」が140種類以上あります。 (漢方生薬が160種類以上あります。) 保険適応は、大まかにいってエキス剤・生薬の半分以下です。 保険適応以外の漢方薬は、かなり高額です。 「エキス剤」と保険適応で所謂漢方ブームと言えるくらいになっています。 日本で最初の漢方エキス剤を始めたのは、武田製薬で次が小太郎ですが・・ 現在は、「エキス剤」を製造しているのはツムラ、小太郎、クラシエが有名ですが、他にも多数あります。 皮膚科で使用される主な漢方薬(エキス剤が中心) その理由として西洋医学への不信がある。
漢方のイメージとのずれ 漢方薬は自然のものだから副作用がない。
診察方法 日本漢方は"傷寒論"を中心とした随証医学です。
得意分野と非得意分野があります。 補い合いながら協力する必要があります。 どちらか偏らず病気を治す為にいいところを取り入れて 上手に利用しましょう。 どちらでも治療できない病気も存在します。 最後に病気は自然の経過もあり |
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