この例は、自分自身で深達度の深いTCAピーリング行なつた極端な例ですが、安易なピーリングは、イボ発生の危険があります。この例は極端な例ですが、軽症例も存在します。
発生頻度が高くない理由の推測
対象年代が抵抗力の比較的高い年代(思春期〜40歳位まで)なので比較的に安全な年代です。
病院で行う場合、通常皮膚を安定させる為にトレチノイン*:ビタミンA酸(イボの治療として使われています)を含む軟膏を外用するので、発生が抑えられている可能性があります。
危険な人
尋常性疣贅(イボ)・軟属腫摘除(水イボ)ヘルペスなどが出来やすい人・アトピー性皮膚炎・手荒れ・脂漏性皮膚炎・湿疹などの人
危険因子
家族・本人に糖尿病・癌などがある抵抗力の弱い家系
危険要因
喫煙・多飲(アルコール)・睡眠不足・不規則な生活・過労・ストレス
*トレチノイン(レチノイン酸)は以下の作用として期待され使用さえれています。
1. 角質を剥がす。
2. 表皮の細胞を分裂・増殖させ、皮膚の再生を促します。
(約2週間で表皮が置き換えられるとされています。)
3. 皮脂腺の働きを抑え、脂の分泌を抑えます。
4.
真皮のコラーゲンの分泌を高め、皮膚の張り、小じわの改善をもたらします。
5.
表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高める。