最新水虫外用薬の効果
ルリコナゾール(Lulicozole)製剤 

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注意)併発と合併の意味は本来異なりますが分かり易いのでこのページでは、
同時に存在することを合併と記載してあります。

 


この図は
黄色い枠のイメージ

5tを角砂糖に例えて計算すると
プールに投入する量は1個でも十分なに
角砂糖に換算すると富士山の高さの
9.2倍
高さに積み上げた量を入れている
ことになります。

試験管内の濃度を実際と比較するのは無理もあります。
移行性の問題もあるかもしれません。
余りに多い量なので無視出来ると考えています。

 

ルリコンは1%製剤なので10mg/g=10,000μg/g有効成分が入っていることになります。
軟膏の比重が1前後すると、MIC(0.00012〜0.004μg/ml)に比較すると途方もなく多い量です。

「水虫の薬の効かない水虫」YouTube

抗真菌活性の強さと治癒効果は、比例していません。


強力な抗真菌剤(水虫の薬)が作れる理由
真菌(カビ)は、植物系なので動物系細胞にない細胞膜を持っています。
細胞膜の違いをターゲットに薬が開発できるので人類に殆ど影響なく
真菌(カビ)に強力に効果のある薬が開発可能なので超強力な抗真菌剤(水虫の薬)が
開発出来ます。


水虫菌を抑制するのに必要な薬物濃度は、効果の出にくい菌株でも単位なのに、水虫薬(軟膏・液)の中には薬物はt単位で入っていることになります。

モルモットの実験では、軟膏を1日1回塗り続けると3日目には足底角層の薬物濃度は100μg/g位になります。同じ様に25mプールに換算すると有効成分濃度は0.5t/500tになり平均角層内の薬物濃度が水虫薬の1/10の濃度に到達することになります。(水虫薬と角層を1g=1mlと概算しています。)


水虫薬の桁外れな薬物濃度にも関わらず、足水虫の2週間使用後の治癒率は100%ではなく
中程度以上改善で91.2%に(著名改善66%)留まっています。
明らかに白癬菌(水虫菌)が証明された「足水虫(足白癬)」のデータです。

参考図&解説

 
その他の皮膚真菌(カビで起こる皮膚病)症対する効果

MIC濃度が高くて薬が効きにくい筈の癜風が最も皮膚症状が改善しているというパラドックスがあります。
抗菌力が非常に高いので菌の感受性はあまり関係なく、対象疾患が別の病気(抗真菌剤効果のない病気)を
合併しているかどうかが有効率を左右している可能性があります。
別の報告では癜風の皮膚症状改善度が93%という報告もあります。

このパラドックスは、抗真菌剤(カビを殺す薬)の効果がない合併症が存在するためと仮定すると説明できます。
癜風の有効率が高いのは、皮疹が特徴的で合併症を余り含んでない為と推測されます。

カンジダ症・白癬(水虫菌)の症状はあまり特徴的ではないので抗真菌剤(水虫の薬)の効果がな
い合併症が多いという可能性を疑っています。
この別の皮膚病の可能性は
SDD(h)を強く疑っています。
        
水虫とSDD(h)が似ている訳

臨床成績ネット上かパンフレットに公開されているデータの比較       詳細は製品名をクリックして下さい。
★製薬会社に依って有効の判定方法が異なるので単純な有効率の比較は本来無理なのかもしれません。
製剤に依りかなり異なる抗真菌(抗カビ)活性ですが・・白癬・カンジダ・癜風症対する有効率の差は製剤の違いでは余り出ていません。皮膚真菌症(カビで起こる皮膚病)ごとに比較すると製剤が違っても同じ傾向が出ています。抗真菌剤が効果を示さないのは、合併症を含んでいる割合の違いが効果の差として出ている可能性があります。
超強力な抗真菌活性にも関わらず全て100%有効にならない訳

 抗真菌活性の強さと治癒効果は、比例していません。

 

細菌(バイキン)に対する作用

ルリコナゾールのMICのデータは調べてられていないので不明ですが、その他のイミダゾールに
抗菌活性(バイキンを殺す作用)があります。

イミダゾール:::::ニゾラール フロリードD アスタット? パラベール

合併の割合は、白癬症・皮膚カンジダ症・癜風で異なっていると推測されます。

*図の簡素化の為と領域が全く不明なのでAとCの領域ある筈の自然治癒領域は明確に記載出来ないので少なめに点線で記載しています。「水虫は、白癬菌(カビ)が原因」は100年前から

抗真菌活性の強さと治癒効果は、比例していません。

ルリコンクリームのデータ
全ての真菌症で菌消失が著名改善を上回っています。

超強力な水虫に薬(抗真菌剤)100%と菌が
消失しないのは、.データにその他、
操作ミス・見間違えなどを含むfalse postive(疑陽性)が存在する
可能性があります。

動画を再確認するにはブラウザの更新ボタンを利用して下さい。

水虫様と水虫

皮膚真菌症(カビで起こる皮膚病)別の合併領域の割合差に対する推測 
  • 合併症B領域が最も多いと考えられるのは、改善率の最も低い足白癬(足水虫)だと考えられます。
    菌消失率の低さは、菌が消失しない理由の3項目とも可能性があり、
    実際に皮膚真菌症が治癒しているのに著名改善していないのだと推測されます。
    従って3人に1人以上は
    B領域のがあると推定されます。
  • 合併症B領域が最も少ないと考えられるのは、改善率が2番目の癜風だと思います。
    癜風は治癒後も色素沈着や色素脱失が続く為に著名改善しない場合が多いと推測されます。
    中度改善以上で治癒していると判定すると10〜20人に1人程度かそれ以下しか、
    B領域ではないと推定されます。
  • B領域領域の水虫様の大部分は、SDD(h)の可能性が高いと考えています。

    抗真菌剤(水虫の薬)が続々とスイッチOTC(一般用医薬品:大衆薬)されています。
    一般的な大衆薬の水虫薬でも十分な抗菌活性があるので合併症のない水虫の多くが治癒していると推測されます。
    皮膚科に「みずむし」を心配して来院する患者さんの多くは真菌陰性(
    )で陽性()者よりの
    合併症がある人が殆どになって来ています。自称「みずむし」の外来患者さんで
    の領域の
    患者は年々減少して検査陰性(
    )の割合が年々増加している印象があります。

 

動画を再確認するにはブラウザの更新ボタンを利用して下さい。

抗真菌活性の強さと治癒効果は、比例していません。

 

Xを真菌陽性領域 Yを真菌症以外が原因の領域と仮定すると簡単な式が書けます。
X=A+B Y=C+B  X+Y=A+C+2BとなりBの領域は、両方が重なっていることになります。    

現在の医学では、Cの存在を「みずむし」から100年前に切り捨てています。
現在の医学では、Xの部分だけを「水虫(白癬症)」としています。
ところがBを含んでいることが難治性水虫の大きな要素になっていると考えられます。
Cの部分は「みずむし」の治療の対象からも外れています。
「みずむし」の歴史へ

 

 結論

抗真菌剤(カビを殺す薬:水虫の薬)で著効しない領域は、
白癬陰性(
)の合併症が治ってないと大半の場合は、判断していいと思います。
合併症は多くの原因を含む可能性がありますが・・・
詳細は、解明されていません。個人的には
SDD(h)の可能性が高いと考えています。

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