その他の皮膚真菌(カビで起こる皮膚病)症対する効果
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MIC濃度が高くて薬が効きにくい筈の癜風が最も皮膚症状が改善しているというパラドックスがあります。
抗菌力が非常に高いので菌の感受性はあまり関係なく、対象疾患が別の病気(抗真菌剤効果のない病気)を
合併しているかどうかが有効率を左右している可能性があります。
別の報告では癜風の皮膚症状改善度が93%という報告もあります。
このパラドックスは、抗真菌剤(カビを殺す薬)の効果がない合併症が存在するためと仮定すると説明できます。
癜風の有効率が高いのは、皮疹が特徴的で合併症を余り含んでない為と推測されます。
カンジダ症・白癬(水虫菌)の症状はあまり特徴的ではないので抗真菌剤(水虫の薬)の効果がな
い合併症が多いという可能性を疑っています。
この別の皮膚病の可能性はSDD(h)を強く疑っています。
水虫とSDD(h)が似ている訳
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臨床成績;ネット上かパンフレットに公開されているデータの比較 詳細は製品名をクリックして下さい。
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★製薬会社に依って有効の判定方法が異なるので単純な有効率の比較は本来無理なのかもしれません。
製剤に依りかなり異なる抗真菌(抗カビ)活性ですが・・白癬・カンジダ・癜風症対する有効率の差は製剤の違いでは余り出ていません。皮膚真菌症(カビで起こる皮膚病)ごとに比較すると製剤が違っても同じ傾向が出ています。抗真菌剤が効果を示さないのは、合併症を含んでいる割合の違いが効果の差として出ている可能性があります。
超強力な抗真菌活性にも関わらず全て100%有効にならない訳
抗真菌活性の強さと治癒効果は、比例していません。
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細菌(バイキン)に対する作用
ルリコナゾールのMICのデータは調べてられていないので不明ですが、その他のイミダゾールに
抗菌活性(バイキンを殺す作用)があります。
イミダゾール:::::ニゾラール フロリードD アスタット? パラベール
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合併の割合は、白癬症・皮膚カンジダ症・癜風で異なっていると推測されます。
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動画を再確認するにはブラウザの更新ボタンを利用して下さい。
水虫様と水虫
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皮膚真菌症(カビで起こる皮膚病)別の合併領域の割合差に対する推測
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抗真菌活性の強さと治癒効果は、比例していません。
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Xを真菌陽性領域 Yを真菌症以外が原因の領域と仮定すると簡単な式が書けます。
X=A+B Y=C+B X+Y=A+C+2BとなりBの領域は、両方が重なっていることになります。
現在の医学では、Cの存在を「みずむし」から100年前に切り捨てています。
現在の医学では、Xの部分だけを「水虫(白癬症)」としています。
ところがBを含んでいることが難治性水虫の大きな要素になっていると考えられます。
Cの部分は「みずむし」の治療の対象からも外れています。「みずむし」の歴史へ
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結論
抗真菌剤(カビを殺す薬:水虫の薬)で著効しない領域は、
白癬陰性(Y)の合併症が治ってないと大半の場合は、判断していいと思います。
合併症は多くの原因を含む可能性がありますが・・・
詳細は、解明されていません。個人的にはSDD(h)の可能性が高いと考えています。
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