みずむし=水虫=白癬症?? 072411
顕微鏡の発明は16世紀末のオランダ
顕微鏡の確立と飛躍
現在のような顕微鏡が、発展するのは19世紀になってからでした。
サブロー寒天培地(白癬菌の同定に有用な培地)
1892年にRaymond Sabouraudにより作製されました。
それ以前の「みずむし」と呼ばれていたものとは微妙にずが生じたと推測されます。
研究が始まったのは欧米で1890年頃の19世紀の終り頃です。
真菌(カビ)が原因で起こっている病気とされたのは1910年とされています。
日本で初めて水虫の原因がカビ(白癬菌:ハクセン菌)とされ始めたのは、
1918年に東京大学皮膚科の太田正雄教授が分離培養成功したからだと言われています。
顕微鏡や培地が発展してからの話です。
古くからカビが原因と決まっていたと思われがちですが・・意外と最近の発見です。
ハクセン菌がいない「水虫」はないとされ、それ以外の原因は完全に除外されています。
発見の難しい同様の症状を示す皮膚病は、「みずむし」からも排除された可能性があります。
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