AIDS 後天性免疫不全症候群

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Acquired Immuno Deficiency Syndrome
（後天性）（免疫が） （低下している） （病気の集まり）

HIV=Human ImmunoDeficiency Virus
（ヒトの（免疫を-低下させる）（ウィルス）

CD4≒ヘルパーT細胞=T4細胞=免疫システムの司令官にあたるTリンパ球　

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ウイルス感染症でHIVによって起こります。 AIDSとは、後天的に免疫が低下することでHIVが直接引き起こす いろいろな病気（感染症・悪性腫瘍・脳神経障害）であるため、長期間かけて死に至ることが多い感染症です。 ウイルス感染とは、遺伝子の情報をコピーして存在している生物が人に感染する病気です。 ウイルスの種類に依って感染場所が異なります。 通常は、免疫システムなどが働き排除されて自然に治癒します。 免疫システムのかなめはＴリンパ球です。 　参考）皮膚病の主な病因生物の種類と大きさ比較･ 性感染症(STD)･ アレルギ−と免疫 ヘルパーT細胞（リンパ球）と樹状細胞（抗原提示細胞・神経細胞など） 感染場所が問題で防除システムを破壊するので排除が上手くいかなくなります。 感染原因；患者の血液・分泌物 初期は、同性愛者の間で流行して話題になったSTDです。 その他/医療事故/麻薬注射/輸血/胎盤感染/母乳 ある程度以上のウイルス量があると感染の確率は高くなりますがそんなに高くありません。 空気感染はしません。 通常の日常生活では感染しないのにもかかわらず恐れ過ぎることが問題になっています。　　　　　　　　　　　　　　　　 経過 急性期 無症候性感染 AIDS関連症候群 AIDS 期間 2週〜2ヶ月 数年〜10数年 抗体 - + CD4 徐々に減少/200/μｌ以上（0500/μ以下で治療が必要） 200/μｌ以下 免疫力 徐々に低下 低下 症状 インフルエンザ様 又は、伝染性単核 症様症状、 多くは症状なし 症状なし 体重減少（10％以上） 発熱（3ヶ月以上） 持続性リンパ節腫脹 下痢 感染症の頻発/帯状疱疹/単純性疱疹/カンジダ症/結核など カポジ肉腫 感染の重症化 種々の日和見感染* AIDS脳炎 悪性リンパ腫 　 日和見感染*は免疫などの抵抗力が低下している人に弱毒菌や無害菌に依って感染が起こること 例）カリニ肺炎・非定型好酸菌による敗血症・深部カンジダ症・クリプトコッカス症・サイトメガロウィルスによる網膜炎・トキソプラズマ症など 普通の感染より範囲が広く異形、重症で定型的な経過・検査結果を示さないことがあります。 治療 種々の薬のカクテル治療は効果があるとされていますが薬が高価です。 その他/種々の感染症と悪性腫瘍の治療 　 　 　 　こぼれ話 ・貧困諸国に多く、アフリカの諸国でまん延していますが、 100人に２人位感染の機会があるはずなのに感染しない人がいると言われています。 ・アメリカの歯科医がAIDSに感染して 自暴自棄になり自分の血液を患者に注射する卑劣な事件がありましたが、 発症したのはその内の僅かでした。 ・AIDSの検査は急性期には上昇せずウイルスが多くいるので 検査目的の献血は避けて下さい。 ・AIDSの初期症状として皮膚科領域では リンパ節腫脹/脂漏性皮膚炎/好酸球性膿疱性毛嚢炎様皮膚炎があります。